ゴードン法とは
ゴートン法は、ブレーンストーミング法を応用した発想法ですが、ブレーンストーミングのようにテーマをメンバーに提示するのではなく、テーマはリーダーだけが知っていて、メンバーには明かさず、幅の広い抽象的なテーマでブレストしていく方法です。
これは、メンバーに固定観念を与えず、普通なかなか出てこないような発想を促し、新しいアイデア出しやすくする為です。
ゴードン法は、参加するメンバーによっては、その効果を大きく左右されます。その為、リーダーは討議の進行役と同時に、メンバーから出た論点を真の課題に結びつける必要があります。
ゴードン法は、特に新製品の開発、それもこれまでとはまったく異なった発想・方式の製品を開発するときに、著しい効果を発揮すると考えられています。
ゴードン法の進め方
ゴードン法は、2セットに分けて行います。1セット目は抽象的なテーマでブレストし、2セット目で本来のテーマでブレストします。
この時、1セット目で出たネタも使いブレストを行うことで、面白いアイデアが出てきます。
①、リーダーを決め、リーダーが真の課題やテーマを設定。
②、リーダーはテーマについて抽象化し、他のメンバーのブレストのテーマを決める。
③、②で決定した抽象化したテーマをもとにブレストで発想する
④、③でブレストを行った後、リーダーは改めて①で決めたテーマをメンバーに伝える
⑤、③で出たアイデアと①のテーマをもとにして再度全員でアイデアを練る