マーケティング ― ターゲットマーケティング(STP) ―


 

[ マーケティング目次 ]
マーケティング
マーケティング ― 環境分析(SWOT分析) ―
■ マーケティング ― ターゲットマーケティング(STP) ―
 ・ターゲットマーケティングとは
 ・ターゲットマーケティング(STP)の利点とやり方
マーケティング ― マーケティングミックス ―
マーケティング ― マーケティング戦略 ―

 

 

ターゲットマーケティングとは

「ニーズが多様化した市場に対応していくためのマーケティングの手法。市場の多様なニーズに対応するために、市場全体を細かく区分し、その中の1つないしいくつかにターゲットを絞り、自社の製品をその標的市場の特有のニーズに適合するように位置づけていく。この3つのプロセスはそれぞれ、市場細分化(セグメンテーション)、標的市場の設定(ターゲティング)、製品のポジショニングと呼ばれ、その頭文字をとってSTPマーケティングと呼ばれることもある。」(コトバンクより)

ターゲットマーケティングはフィリップ・コトラーが提唱したマーケティングの代表的な手法の一つで、セグメントごとにマーケティングプログラムを策定していこうとするアプローチの方法である。

 

 

ターゲットマーケティング(STP)の利点とやり方

ターゲットマーケティングの利点は、市場機会が見つけやすいことと、効果的なマーケティングミックス(4P)が構築できることにある。

ターゲットマーケティングの目的は、選定したセグメントに対し、自社の製品が競合製品より魅力的だと認知させる位置付け(ポジション)を見出すこと。すなわち、競合製品に対し何らかの差別的優位性を見出すことである。

優位性を見出す要件は、次に紹介する市場への具体的アプローチであるマーケティングミックス(4P)がこのポジショニングを反映し、かつ整合している必要があり、創造的発想によりユニークかつ優位な位置づけをすることである。

 

ターゲットマーケティングの大まかなやり方は、

1、セグメンテーション
・市場を一つの塊として捉えるのではなくいくつかの小集団として捉え、一定の基準で細分化し共通するニーズを持つグループに分割する。

2、ターゲティング
・市場をセグメントした後、個々のセグメントに対して評価をしターゲット(標的市場)を決定する。
・自社の目標と資源、セグメントの規模と成長性、セグメントの収益性等を考慮してターゲットを決定する。

3、ポジショニング
・ターゲット(標的市場)が決定したら、ターゲット(標的市場)において占めるべき位置を明確にする。
・有効なポジショニングを実現するには、ポジショニングに「重要性・独自性・優位性」の3つの条件を満たすようにする。
・競合製品に対し何らかの差別的優位性を見出す。

 

どのようなターゲットセグメントを想定するかにより、ポジショニングは異なってくる。またターゲット顧客の特性や目指すポジショニングにより、マーケティングミックの要素の最適な組み合わせも変わってくる。

ターゲットマーケティングは、マーケット戦略において、戦略の方向性を決める重要な位置付けとなる。どの市場にターゲットを当てれば顧客の支持を得ることができるのか、マーケティング戦略策定において入れなければならない過程である。