戦略策定プロセス


基本的な戦略策定プロセスは、通常「現状分析→戦略オプションの策定→オプションの絞り込み→計画・アクションプランへの落し込み」の流れをとる。

しかし必ずしも一方通行ではない。仮説・検証を繰り返しながら進めていく。また、一度策定した戦略が成功したからといって、戦略策定が終わるものでもない。経営環境の変化に応じて戦略の見直しを行わなければならない。

 

[ 起業家戦略目次 ]
戦略とは何か?
戦略の種類
■ 戦略策定プロセス
・基本的な戦略策定プロセス概要
・戦略策定プロセスフロー

 

 

基本的な戦略策定プロセス概要

Step1、現状分析
「敵を知り己を知る」事から始める。その目的は「自分の事」と「外の事」を正しく理解すること。
Step2、戦略オプション策定
「百戦危う」くならないために、様々な局面を想定し、色々な作戦を練る。すなわち、戦略オプションを策定すること。
Step3、オプション評価・絞り込み
想定した戦略オプションの中から、柱となる戦略を選ぶことである。外部・内部環境の状況は変化するので、現在の戦略を選んだ前提となっている条件・状況は何か、逆にどのような状況になった時には、どのオプションがより適切になるかを 残しておく必要がある。
Step4、計画・アクションへの落とし込み
柱となる戦略を選んだあとは、実行を強く意識した具体的なアクションに、時間軸を踏まえ落とし込んでいく。戦略策定の最終目的は、あくまでも組織レベルで実行されることである。そのためには、「設計図」ではなく「How to」の部分までをセットで描いておく必要がある。

 

戦略策定プロセスフロー

戦略を立てる際の参考に、下記に基本的な戦略策定プロセスを順を追って記載した。

 

Step1、現状分析

■機会・脅威
・売上を伸ばす余地、チャンスがあるか
・収益性を高めていくチャンスがあるか
・このままでは売上を落とすリスクがあるか
・収益性が悪化する恐れがあるか
■強み・弱み
・現状の強みは既存事業の成長に必要十分か
・現状の強みは新たな事業に活用できる可能性はないか
・現状の弱みは自社の今後の成長を阻害しないか

 

Step2、戦略オプション策定

■成長オプション
・機会を踏まえどういった成長オプションがあるのか洗い出す
・それぞれのオプションでどういった優位性を構築すべきか明確にする
■脅威への対応オプション
・どの脅威に対してどのように対処していくべきかという脅威への対応オプションを整理する
■強化・補強オプション
・成長オプション・脅威への対応オプションを実現するために自社の 強みを磨き、どの弱みを補強するかを整理する

 

Step3、オプション評価・絞り込み

■合理的なオプション評価
・「論理性」「実現性」「納得性」を徹底的に検討・検証する
・極めて合理的な目で見た戦略オプションの評価
・「成果(Output)」による評価を行う
■実現性の検証
・組織能力 ・戦略実行難易度 ・想定されるリスク/デメリット
■想いの集約
・実行当事者が「やってみたい」「やってみよう」と思える戦略

 

Step4、計画・アクションへの落とし込み

Ⅰ、戦略実現に向けた必要要件の洗出し
・必要要件を確立するための打ち手(=施策)の策定
・「施策」の優先順位付け
Ⅱ、実際に現場が「動ける」アクションレベルへの落とし込み
・戦略実行の「最初のひと転がり」の作り込み
Ⅲ、全体を見据えた「マスタープラン」(戦略実現に向けた骨太の計画)の作成
・実行レベルに落とし込んだ「アクションプラン」の策定
Ⅳ、戦略を実際に動かしていくための体制の構築
・意思決定・舵取り
・進捗モニタリング